純資産の勘定科目はどんな種類があるか？簿記の話

純資産とは

純資産とは資本金や繰越された儲けのこと。
資産から負債を差し引いた正味の財産のことをいいます。
貸借対照表(B/S)の資産・負債・純資産のうちの一つが純資産です。

人資産の主な勘定科目を説明します。

 

資本金(しほんきん)

資本金とは株式会社でいうと株主から払い込まれたお金のこと。

出資された払込み額は総額を資本金とするのが原則ですが、一定の金額を資本金にしないことも出来ます。(税金の兼ね合いで)

 

参考：

資本金の増加は株主に、現象は株主や債権者の利害に関係してきます。よって資本金の増減には会社法や定款(ていかん)の規定から、株主総会の決議や債権者の公告などが必要な場合があります。

 

資本準備金(しほんじゅんびきん)

株主の出資金は資本金としいぇ登録しますが、出資金の一部を資本金に組み入れないことが出来ます。この時使うのが資本準備金という勘定科目です。

 

参考：

株主から受けた出資のうち２分の１を超えない額は資本準備金とすることが出来ます。

 

利益準備金(りえきじゅんびきん)

株式会社は、利益が出たらその一部を株主に配当します。
配当する場合には支払配当金総額の１０分の１を利益準備金として積み立てます

 

繰越利益剰余金(くりこしりえきじょうよきん)

まだ処分の決まっていない会社の儲けを繰り越すときに使います。
繰越利益剰余金とは、その他の利益剰余金(利益剰余金ー利益準備金)のなかで、株主総会の決議にもとづき設定される項目(任意積立金)以外のものをいいます。

 

参考書：