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2011年12月2日金曜日

サラリーマンの妻、パート収入(年収)と税金・社会保険の関係。180万円以上稼ぐ気ならお得

サラリーマンの妻がパートした場合の収入(年収)と税金の関係をまとめました

妻のパート収入(年収)のみの天引き(税金・社会保険)による手取り

妻のパート給与から天引きされるのは、以下の項目があります
  • 税金:住民税、所得税
  • 社会保険:健康保険、厚生年金保険、雇用保険
妻のパート年収 住民税 所得税 健康保険 厚生年金 雇用保険 備考
100万円以下 × × × × 税金不要

100万円超え
103万円以下
× × × 住民税発生
103万円超え
130万円以下
× × 所得税発生
130万円超え
141万円以下
保険料発生
141万円超え
162万5千円以下
162万5千円超え
278万円以下
控除額
アップ
279万円超え 所得税率
アップ
妻のパート収入は夫の給与に影響しないのでシュミレーション(計算)が可能
 

備考:雇用保険の適用条件

雇用保険に関しては、次の条件を全て満たす者はパートタイマー等であっても一般被保険者となります。
  1. 1週間の所定労働時間が20時間以上であること。
  2. 31日以上雇用される見込みがあること。

備考:健康保険・厚生年金保険の適用条件

パートタイマーの人が健康保険・厚生年金保険の被保険者となるか否かは、常用的使用関係にあるかどうかを労働日数・労働時間・就労形態・職務内容等を総合的に勘案して判断されます。
そのひとつの目安となるのが、就労している人の労働日数・労働時間です。
  1. 1日又は1週間の労働時間が正社員の概ね3/4以上であること。
  2. 1ヶ月の労働日数が正社員の概ね3/4以上であること。
※ サラリーマンの妻の場合は、年収130万円以上が条件となります

上記、「妻のパート収入(年収)のみの天引き(税金・社会保険)による手取り」だけを考えると、おおむね年収150万円を超えると税金や社会保険料を負担しても、その分手取りも増えていきます(手取りが129万円以上)
参考: 妻のパート収入はいくらがお得? - 家計の総合相談センター(ライフプラン通信)



しかし・・・

妻のパート収入により夫の給与への影響

一方、妻のパート年収を考慮する上で忘れてはならないことは、夫側の税金や手当になります
家庭として最も手取りが多くなるのがベストと考えなければなりません
配偶者控除 配偶者特別控除
妻のパート年収 住民税 所得税 住民税 所得税 会社の扶養手当

100万円以下
× ×
100万円超え
103万円以下
× ×
103万円超え
130万円以下
× × ?(会社の規定による)
130万円超え
141万円以下
× × ×
141万円超え
162万5千円以下
× × × × ×
162万5千円超え
178万円以下
× × × × ×

279万円超え
× × × × ×
問題は家計へのトータル収入を考えなければなりません。
なので、これらを全て考慮に入れなければならないの難しいことがわかると思います。
夫の給与で影響を受けるのは
  • 会社の配偶者扶養手当
  • 住民税・所得税(控除額、夫の年収に依存する)
上記は夫の会社や年収によって変わります。


うちの場合、上記「妻のパート収入により夫の給与への影響」を考慮すると、妻のパート収入は年収180万円を超えないと、手取りが増えていきませんね・・・。

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